Saturday, October 31, 2009

SIGGRAPH ASIA 2009

 
 
 

 
 
この度、バージョン・アップしたオープンリールのパフォーマンスが"SIGGRAPH ASIA 2009"のArt Galleryに入選致しました。"SIGGRAPH"ってうちの父親が映像関係の仕事をしていて、会社関係でよく入選していたと聞いた記憶があるので、ジャンルも部門も違うけれど個人レベルで入ることができて嬉しい。
 
メインはアメリカなのだそうだけど、今年はなんと近場の横浜でアジア大会が開催され、更にアート部門のテーマが"技術社会に疑問を呈するような作品"とも書かれていたので友人の力を借りつつ応募してみました。ぱっと見、マニアックな変態産卵家にしか見えない海外のアーティストさんとかいるので楽しみです。
 
いつ公開されるのだろう、と思ったまま忘れていましたが、Webをチェックしたところ展示&ライブ一覧が載っていたので、報告する次第です。
Art Gallery Works
 
最近は頭の中で渦巻く色々なもの・・ "あの光景、あの匂い、あのわくわく感、あの安全な混乱、あの音色" の方が先走って、現実のスキルがなかなか追いついていかないので歯がゆい今日この頃です。
まあそんなことよりも毎日生きていることに感謝・・感謝・・病気になったらイチコロだよ!(←うちの祖母が呪文のように使う言葉。)
 
LINK
SIGGRAPH ASIA Facebook
 

Friday, October 30, 2009

Harajuku Performance Plus チケット販売開始

 
 

僕が2年前にメモ書きした文章:
"彼らは珍妙な装置を神妙な面持ちで操作し、絶妙なアンサンブルを奏でるのです。そして色彩と蒸気と音の渦を空間に解き放つオルケストラを前に僕は指揮棒を握り、こう叫ぶのです。「エスカルゴ・・エスカルゴ・・古代響とエレクトロニクスが調和する球面音楽会へようこそ!!」"
 
今年12月にラフォーレ原宿で開催されるパフォーマンスの祭典"Harajuku Performance Plus"に出演が決まりました!そしてチケット販売が始まったとのことです。周り著名な方達・・。テンションが上がってきます。よろしくお願い致します。
 
 

◆公演概要
 
12月19日[土]・20日[日]
"ロマンチカ・スペシャル公演" 横町慶子 SOLO ACT VOL.01「かわうそ」
主演・振付:横町慶子、音楽監督:菊地成孔、声の出演:田口トモロヲ、作・演出:林巻子
日時:12月19日[土] 19:00
   12月20日[日] 15:00/19:00 ※開場は開演の30分前
料金: 前売4,000円/当日4,500円 ※日時指定・全席自由・整理番号順入場
 
12月22日[火]・23日[水・祝]
"ジャンル・世代横断型パフォーマンスライブ "
出演:黒田育世、はむつんサーブ、生西康典、contact Gonzo、トーチカ、柴幸男、Open Reel Ensemble、山崎広太
日時:12月22日[火] 19:30
   12月23日[水・祝] 13:00/18:00 ※開場は開演の30分前
料金: 料金:前売3,500円/当日4,000円 ※日時指定・全席自由・整理番号順入場
 
◆チケット取扱情報
 
電子チケットぴあ
http://pia.jp/t/
TEL:0570-02-9999
パフォーマンスライブチケット購入
 
e+(イープラス)
http://eplus.jp/
パフォーマンスライブチケット購入
 
LINK
公式Web
Cinra Net News
 

Monday, October 26, 2009

足裏は知っている

 


音楽の友人達とともに福島県いわき市へ温泉旅行&巡礼。なんとも嬉しいことに、いわき出身のパーカッショニストAsa-Changが出演するステージに関係者の方より招待を受けて観に行く。タップダンサーの熊谷和徳さんの舞台に、Asa-Chang、チェリストの丸山泰雄さんといった方々が参加、エネルギーに満ちた舞台を体感してきた。
 
この公演のために谷川俊太郎さん本人が朗読したという詩が珍妙なエレクトリックサンプラーマシンから流れ、そこに情熱的なタップ、打楽器のグルーヴ、空間を染めるチェロ、写真VJが絡む。土の匂いのする混沌とした深い音像の中から響き渡る谷川俊太郎さんの言葉がとても印象深い。彼は言う・・
 
 
 
『舞台に 舞台から』
 
土足で上がるのだ 舞台に
田んぼと劇場を地続きにするのだ
足裏は知っている
坂の下 奈落の下 コンクリートの下
人々の意識の下に この星のマグマがたぎっていることを

出て行くのだ 舞台から
風神雷神となって創造の嵐を起こすのだ
タマシイは知っている
目に見えないもの 耳に聞こえないもの
コトバにならないものが 誰にでもひそんでいることを
 
谷川俊太郎「アリオスに寄せて」より
 
 
 
全ては大地に通じる。"耕す"という言葉を英語に翻訳すると"cultivate"と出てくる。これの名詞(耕すこと)にあたるのが"culture"・・"文化"と翻訳される。英語圏において、田んぼと人々の創造的活動は密接な繋がりを持っている。文化は継承しながらも常にその土地土地で変容していく。その時、そこに暮らす人々が、継承と輸入から刺激を受けつつ新たな創造性の嵐を起こすことで、様々な表現が生まれるのだろう。そしてその創造の根幹には、あの何とも言えない心の化学反応が揺らめいている。足裏は大地の鼓動を知っているし、タマシイは心の鼓動を知っている。自らの足裏とタマシイの導きを忘れないように・・。

そんなことをぽつぽつと考えながら宿舎に戻った我々は温泉に入り、モツ煮込みを喰い、アルコホールを体内に入れて明け方まで騒いだ。そして「創造の嵐を起こすのだ!」と数十回叫んで爆睡した。
 

Friday, October 23, 2009

突然の来訪者

 

真夜中バイクに乗ってやって来た突然の来訪者。高校時代からの友人で、僕は今でもその頃の友人達と会うことが多い。僕が通っていた高校は、今思うと学校というよりもサファリパークに近い感じだった。ああ、この人は生まれてくる時代と場所を間違えたんだろうな、という人たちがうろうろしていた。
 
ところで僕は彼がバイクの後ろにシャープ製のカセットデッキ、サーチャーをくくりつけていたので思わず笑ってしまった。しかし彼は平然とこう言い放った。"iPodなくしたから、買い換えたんだよね。" 確かに、これなら大きいからもうなくさないし、しかもヒズノイズのお陰で音がよい。
 
すると彼はおもむろに録音停止ボタンを押した。そう、音楽をかけていると思いきや、彼はその場の環境音を録音(サンプリング)していたのだ。このセンス良すぎの変態さ加減には脱帽。そして、巻き戻し、自分が到着するまでのバイク・サウンドをサーチャーから鳴らし始めた。そして、"ああ、いい音楽〜"と言って目をつぶって至福の時を感じている。
 
僕は改めて思う。ああ、そうそう、この感じこの感じ。この、音が病気を誘発する感じ。
 
 
Photo by Ryo Fujimori

 
そして彼と僕はそのカセットデッキを使った録音大会で盛り上がった。録音しては巻き戻し、自分らの声や音を聞いてニヤける。そうして彼は再びバイクにサーチャーをくくりつけると、録音ボタンをしっかりと押し、エンジン音を吹かして夜の闇の中へと消えていった。
彼は一匹狼の写真産卵家で、カメラ片手に行動することが多いらしいのだけど、今日もアウトバーンを走り抜け、クロソイド曲線を曲がり、労働者の街川崎を越えて、スウェーデンの湖畔へとエンジンをツイストラニングさせているに違いない。Run Run Run !!!!
 

Monday, October 19, 2009

84.2MHz

 

マニアックなラジオ放送、エフエム西東京のteknohauswtにお邪魔。司会はミュージシャンの方で、番組監修はTEACの社員の方。もうその時点で余談が始まるとあっという間に時間が過ぎていく。僕は15分くらい適当に喋って終わりかと思ったら大間違い。かなり長い時間マイクに向かった。放送される時はある程度カットされるのだろうけど、とても濃い内容だった。11月頃から放送されて、僕はちょくちょくゲストとしてこれから通うことになる。
 
けれども、やはり人と話すことは大事だ。新しいインスピレーションを得ることができる。インドネシアのガムラン音楽の構造的な話や、音や映像といった情報を記録するメディアには幻の多種多様な方式が存在するという話、自分にとって刺激的な話が聞けた!
 
楽器というのは、自然界の原理をうまく利用して作られている訳だけれど、同じように何か違った音色を(物理的世界で)見つけたいと思ったら、"原理"をまず見つける必要がある。そういった意味で、民生用とは異なる構造をもった業務用の機械は非常に興味深い。構造的な違いは、すなわち出力される"音色"に直接的に関わってくる。そして、"音色"は音楽とは切っても切り離せない、とても野性的で重要な要素!
 
TEACの社員の方とも色々と話す。実は彼が今後強い味方になるのだと思う。世界に誇るTEACの技術の中枢に通じている人物。それこそ、技術的なサポートを頂ければ・・。あの機械の内部、まるで九龍城の中を行き交う電線のように入り乱れる配線の宇宙の中に、更なる可能性が秘められているに違いない。興奮がやまない1日だった。
 
LINK
Podcasting-84.2net
 

Saturday, October 17, 2009

テープを巻き戻せ

 

 
ICCでの長い1日が終わった。今回は即興の割合が多いライブだったのだけど、美術館ということもあり、曲によっては"公開実験"的にできたのはやりやすかった。次の目標を見つける良い機会にもなり、益々やりたいことが増える。そして今回はリール奏者が4人に戻ったことで、"アンサンブル"としての抑揚を再確認できた。やっぱり複数人での演奏はとても興奮する。ポータブルの楽器用テープデッキとマイクとアンプを持ち寄って人々が夕方の広場でセッションしている光景が目に浮かぶ。
 
トークは何にも決めていなかったのでとても緊張した。でも最終的に勝手に一人で興奮して盛り上がってしまった・・。ICCスタッフの方々、畠中実さん、そして足を運んで頂いた方々に感謝致します。そして今回一緒に演奏した佐藤君、吉田君、難波君、匡君、色んなアイディアをありがとう!ファッキンファンタジックな現実世界へようこそ。
 
Open Reel Ensemble on ICC :
First Reel Player : Ei Wada
Second Reel Player : Kimitoshi Sato
Third Reel Player : Haruka Yoshida
Fourth Reel Player : Takumi Namba
 
Guest - Masaru Yoshida (Bass)
 
Setlist :
1. テープを巻き戻せ
2. Pionium Ensemble
3. Fela Kuti's Independence Day
4. Strings Tapetronica (improvisation)
5. Theme of Oplapascal
6. Clockwork Reels
7. Composition in Motion 2010
8. Another Wether
9. Flanging, Blinking, Queing - improvisation
Composed and Performed by Open Reel Ensemble
 
LINK
Facebook Community
About Open Reel Ensemble
 

Thursday, October 15, 2009

演奏法の探求

 

 
つい数日前、リールデッキを調整している時に、オープンリールの新しい演奏法を発見した!それが、ピンチローラー(写真中央の丸い物体)を使った演奏。実はオープンリールのテープが一定の速度(ピッチ)で走行することができるのはこのピンチローラーのおかげ。これは滑りにくい樹脂でできていて、再生すると、一定速度で回転するモーターの軸にテープを抑えつけ、これによってテープは一定速度で送り出される。実はあの回転している大きなリールは、そうして送り出されたテープをただ巻き取っているだけだったのだ。
 
これはオープンリールをいじっている人にとっては常識なんだろうと思うけど、ということはつまり、もしあのリールの回転はストップさせ、ピンチローラーだけをON/OFFと機能させたらどうなるのだろうか?と思って試してみると・・できた!テープのある1/2秒ほどの一定区間だけを何度も単発的に再生する方法。(※後で詳しい人に聞いたら編集する時の手法で普通にあることなんだとか。)でもこのピンチローラーを使うことで、デッキをまさにサンプラーというか、打楽器のように使える。こんなこと、初めから気づきそうなのに・・。そして、ピンチローラーのモーターの速度をいじれば、ピッチが変わるその場録音パーカッション。
 
ちょっと、これは練習して色々できるようになりたい。そんな直前での発見を生かし、明日のセットリストは急遽色々と変更。人力でこの動作を行い、いつもと違う探求型のライブをしてみようと思います。リズム感がとてもいるので難易度が高く悪戦苦闘。でもこれを本当に民族楽器を極めるように練習すれば色々とできるんだろうなあ。ローテクな機械って仕組みが単純だからこそ?なのかな、発見が多くてやっぱり面白い。
 

Sunday, October 11, 2009

日曜日は通じている

 

 
パシャッと、今日の一枚。アメリカの象徴一文字一文字に平和の象徴が一匹づつ・・あ、でも最後の一文字にはとまっていない。オリーブの枝を取りに行っていると願おう!日曜日が囁く秘密のメッセージ。(撮影は友人)