
秋晴れの日は、空気に混ざってる季節の匂いが、遠い昔の記憶と結びついて、なんだかとても心が弾む。心が弾めば地球も弾み、緑の月がまどろみに溶け込む。
更に音楽を聞いてると、雲が体の中に入りこんでくるようで、甘酸っぱいような透明な気分に満たされる。
その時にふと肺の奥で感じる懐かしさは、どこか不思議な感覚(ポプラ・ポマル)を呼び醒す。季節が運んで来る独特の匂いの中に、記憶が溶け込んでいるようだ。
ということは、「匂い」というエネルギーは、記憶を記録することができるいわばレコード盤のようなもので、風に溶け込んだ記憶は、自らの意識と無意識の狭間の中で、再び立体構成することができるに違いない。(セルトニンとともに)
つまり、秋晴れの日に吹いている風は、鼻を通して肺に入り、そして魚の目と記憶の奥に、浸透していく・・浸透していく・・ 。
ぴよん、ぴよんと混沌です。そして、浸透していく・・浸透していく・・。
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