
テストが終わった。今期はテストのある科目ばかり履修していたので後半で多忙を極めることになってしまった。しかしながら、やはり社会学者の小熊英二先生の講義は群をぬいて面白かった。現在起こっている様々な社会問題に対して、深く切り込んでいくための視点を得ることができたという点でとても価値のある授業だった。本を読みたい。
そして気づけばもう今年も半年が過ぎて、僕の日々の記憶が泡のように流れて去っていく。グッバイアルジャアミーア。そして、ある友人とも夏を境に別れの時を迎える。海外に留学してしまうのだ。グッバイアルフレンズ。そうそう、もう一人はユーラシア大陸横断の旅に出るんだ。僕もトルクの民が住むウィグルの土地や、クルアーンを信じる人々の暮らす国々にもいつか足を踏み入れたい。
これから永遠の夏が始まる予感がする。透明な地平線や、青い月や、その下で踊っている人々の歌い声や、緑色の鈴の音、水牛を連れてマグタ・グオークの深淵を目指す人たちが奏でる音楽が耳の奥に響き渡る。夏の匂いが日々の風の中に混じってくると、永遠の音が耳の奥を染めていく。
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