Friday, August 17, 2007

ムリランガムランの夢

 





コンサートが終わりました。観に来てくれた沢山方々、どうもありがとうございます!!色々とハプニングが多発していたようですが、僕は自分の世界に没入してエンジョイしていました。まあそんなことはどうでもいい・・。
 
<ボップラーの夢>

ところで、最近妙な夢を見るのです。毎日夢の中に同じ音楽(僕はこれをムリランガムランと呼んでいる)が流れてくるのです。

僕は透明な水平球上の、緑の水が流れる街へと歩いているのだけど、そこに水牛に股がった人々が現れて、柔らかくて白い楽器で不思議な音楽を奏で始めるのです。胴体から伸びた長い筒のようなものが昆布のように揺れて、その先から卵のようなものが出ているのだけど、ここから聞こえてくる音楽がとても心地良くて、まるでぴよんぴよんと宇宙の中に浸透していく・・浸透していく・・。

しかしどういうことか、夢から覚めると、メロディーも和音も一切思い出せない。唯一耳の奥に残っているのは、あの白くて柔らかいボップラーの楽器から出ていた卵の内側で、水や宇宙が弾けては消えていく音。その音の裏側、無意識の向こうに、ムリランガムランは流れているのです。

たぶんきっとこの音楽は無意識の世界でしか受信することのできない周波数なのだろう。僕はチューニングを合わせるために、今日もまぶたを閉じてボップラーの夢の中へ。

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