
YouTubeに載せていた「電気信号の不思議」という自作の動画がMake MagazineのBlogに掲載されているのを偶然発見。この雑誌はついこの間存在を知ったばかり。とにかく自分でつくってしまおう、というDo-It-Yourselfの文化を盛り上げている海外発の雑誌みたいだ。サイトもとても面白いので嬉しくなってしまった。
そして、なんと、偶然にもこの雑誌の日本部署が主催するイベント「Make: Tokyo Meeting 02」が、今度僕の通う大学で開催されるみたい。偶然の重なり。どこからともなくやって来る不思議な人達と、彼らが作り出した面白いモノが溢れるのだろう・・と期待中。(Image from http://www.makezine.com/)
Crab Feet - Audio to Video and Back Again
Intensely weird and wonderfully creative vibes from a sort of Acid Mothers Temple-meets-Raymond Scott internetizen by the name of Crab Feet. In the video above, he takes audio and turns it into video and then back again by plugging the headphone output of the iPod to the video input of a TV, then turns the video back into audio by putting a video camera on the TV screen, and hooking the video output of that camera back into an amp. A tad fuzzy, but sure enough, it's there. Next he takes a raw 1/4" cable hooked up to the amp and holds it up to the TV screen, and the sound translates even better! Next, he takes a few pieces of paper with lines drawn on them and makes cool noises, changing the pitch by moving them closer and further away from the camera. Cool ideas from a cool cat. (via Make: Blog)
私はある日、iPodの音楽をテレビのスピーカーで聞こうとしてある間違いをしました。普通はiPodの先を赤白の音声入力端子に入れるのですが、隣にある黄色の映像入力端子に入れてしまったのです。すると、テレビには奇妙な縞模様の砂嵐が映りました。一体これは?と思った瞬間、「ああ、これは音楽が映像になっているんだ!!」と気がつきました。そしてある仮説が浮かびました。「この砂嵐をカメラで撮影し、そのカメラの映像出力をギターアンプに指したら、砂嵐がもう一度音楽に戻るのではないか?」というものです。そこで、私は実際にやってみたのです。すると、なんとアンプからはiPodの音楽が聞こえてきました!! 砂嵐が再び音楽に変換(解読)されたのです。見えない情報の波が空間を伝わっていました。
更に砂嵐の一部を隠したり、上下逆さまで撮影したり、虫眼鏡で一部を拡大したりして音の変化を調べると、色々と興味深いことがわかりました。音の信号が、"ある法則"で映像になっていたのです。そこで更に、映像から音が作れるのではないか?という仮説を立てた私は、今度は砂嵐の一部を印刷した写真をアンプに繋いだカメラの前で動かしてみました。するとまるでテルミンのようにピッチが変化しました。とても面白い発見でした。カメラとアンプが映像を音に変換する装置として働いたのです。
もし砂嵐しか映っていないテレビに秘密の暗号が隠されていたら・・ラジオの雑音をテレビに繋ぐとある映像のメッセージが現れたりしたら・・何気なく観ていた風景や音に、「変換した時にだけ意味が表れるシグナル」が紛れ込んでいたら・・想像はどこまでも膨らみます。そして、わくわくしてきました。



図a : 電気信号の不思議。
図b : 音と映像のループ構造。フィードバックって皆好きよね。とりあえず実験。
図c : 空中回路という考え方。
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