Tuesday, May 26, 2009

Make Tokyo Meeting 03 閉幕

 






(1枚目の写真:Make Blog より)
 
Geekな祭典、"Make Tokyo Meeting 03"での展示 / ミニライブが閉幕しました。最近は4台の連動や動きのループ等の機能が強化されたUSBオープンリール達です。これを表現の道具に、今後も熱く深い音楽を生み出せていければと思います。足をとめてライブを観て頂いた方々、本当にありがとうございます!
 
ところで今年は出品者ということもあって他の展示を細部まで観ることができなかったのですが、なんと珍妙で面白いものが陳列していたことか・・!わくわくしてしまいました。
 
・自作のアナログ・シンセサイザーをはじめ、
・ぴかぴか明滅するLEDとバイノーラルビートで脳味噌をハッキングする眼鏡
・強烈な閃光と音を発する自作ニコラテスラコイル
・外見は手作り感溢れているけれど、中は100億年の宇宙と繋がっている自作プラネタリウム
・ゴーという音を出してなんだなんだと近づいていくと「ありがとうございましたー。」と、もうその動いていること自体が凄いという自作ジェットエンジン
・「これがね、人間ドッグー」と言いながら、犬の格好をして沢山の犬の玩具をコントロールしつつノイズを奏でるパフォーマー
・楽器として演奏できるように改造したプリンター
・透明な魚や亀のホルマリン漬け
・生きている細胞で書いた絵画や有機物をコントロールする電子盆栽
・クラフトワークをリミックスしては踊る人妻達(CraftWifeというユニット名だそうです。)
・その他、豚インフルエンザ対策を施した人々・・
 
ここに書ききれないほどの沢山の面白いものが溢れていました!!そんなMake Tokyo Meeting 03、久々に脳天が熱くなりました。
ところでそういえば男性率が高かったなあ。機械とかシステマティックなものに惹かれる何かがホルモンや脳にあったりするのでしょうか。ああ、そういうホルモンや脳のシステマティックなこと無償に知りたい・・。
 

【会場で多かった質問に答えます。】
 
Q:何故オープンリールなんですか?
 
A:小学校の頃にカセットでピンポン録音をして音楽を作っていた頃、とにかく欲しくて祖父におねだりして安い中古のTEACの機種を買ってもらったのです。親や周りはなんでそれが欲しいのか不思議がっていました。それからしばらくしてリールが壊れて回らなくなってしまいました。ショックのあまり泣きまくったあげく、仕方なしに手でリールを回しながら声を録音すると・・なんだこの歪んだ自分の声は!!これが今考えると全てのきっかけです。中学・高校の頃にこれを徹底研究して自分の音楽に取り入れ、去年、大学の仲間とともにUSB接続・デジタル制御を実装しました。動きと音のリンク性、テープならではの表現とデジタルにしかできないことのドッキングに着眼しました。実は歴史が長いのです。ところでテレコを何台も並べて不可思議な音楽会・・というのは自分の空想の世界ではよく目にする光景です。
 

Q:一体何をやっていたんですか?
 
A:主な演奏法をリストアップします!(動画:誰かがYouTubeにアップした映像です。)
 

 
・iPhoneで再生 / 録音 / 早回し巻き戻し等を遠隔操作。
・録音オン+キューイングオン+早回し / 巻き戻し(強制的に同時スイッチオン。)でその場の音を歪める。
・録音オン+ピンチローラー強制ストップ+手でリールを回す。録音しながらテープスピードを手動で可変。録音中の音を歪めます。再生・録音・消去ヘッドが独立している"3ヘッド"ならでは!
・ソース音 / プレイバック音の切り替えスイッチをリズミカルに制御+スクラッチ。
・ソレノイドで直接テープを振動させ、エフェクターとして使います。
・用意しておいた音ネタをその場でテープに書き込む(等速 / 倍速:音質落ちるが早く書き込める)機能つき。書き込みながらその場の音とミックスさせたり、その場で曲に合わせて加工したりします。例:ベース音やサイン波を書き込み、手で触って曲に合わせてブオ〜ンぴよ〜んと言わせながら鳴らす。録音しながら加工、或は巻き戻して再生しながら加工。
・プログラムでリールの「動き」をループさせます。また、インターネットを介して4台の動きを連動させ、一斉制御したりします。
・その他は元々の機能:録音 / 再生。
・+もう少し改良すれば、ピンポン録音も自由にコントロールできるようになります。更にアルゴリズミックな演奏が可能に。
※バカ安で集めたジャンク品なので全てのマシンに何かしら不調があったりします。
 
でももし、まだオープンリールを製造できる企業がありましたら、マルチタッチスクリーンやUSBポートのついた次世代型オープンリールを開発して欲しいものです。なんて!
 
Open Reel Ensemble are :
Wada Ei - Crab Feet
Sato Kimitoshi
Yoshida Haruka
  
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