
つい数日前、リールデッキを調整している時に、オープンリールの新しい演奏法を発見した!それが、ピンチローラー(写真中央の丸い物体)を使った演奏。実はオープンリールのテープが一定の速度(ピッチ)で走行することができるのはこのピンチローラーのおかげ。これは滑りにくい樹脂でできていて、再生すると、一定速度で回転するモーターの軸にテープを抑えつけ、これによってテープは一定速度で送り出される。実はあの回転している大きなリールは、そうして送り出されたテープをただ巻き取っているだけだったのだ。
これはオープンリールをいじっている人にとっては常識なんだろうと思うけど、ということはつまり、もしあのリールの回転はストップさせ、ピンチローラーだけをON/OFFと機能させたらどうなるのだろうか?と思って試してみると・・できた!テープのある1/2秒ほどの一定区間だけを何度も単発的に再生する方法。(※後で詳しい人に聞いたら編集する時の手法で普通にあることなんだとか。)でもこのピンチローラーを使うことで、デッキをまさにサンプラーというか、打楽器のように使える。こんなこと、初めから気づきそうなのに・・。そして、ピンチローラーのモーターの速度をいじれば、ピッチが変わるその場録音パーカッション。
ちょっと、これは練習して色々できるようになりたい。そんな直前での発見を生かし、明日のセットリストは急遽色々と変更。人力でこの動作を行い、いつもと違う探求型のライブをしてみようと思います。リズム感がとてもいるので難易度が高く悪戦苦闘。でもこれを本当に民族楽器を極めるように練習すれば色々とできるんだろうなあ。ローテクな機械って仕組みが単純だからこそ?なのかな、発見が多くてやっぱり面白い。
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