今月末に出演するHarajuku Performance Plus (HPP) に向けて練習。時が経つとともに徐々にまとまってきた最近のOpen Reel Ensembleです。もっとうまい演奏ができるようになりたいよ〜!とメンバーのモチベーションが上がる。
ところで今日はHPPでゲスト参加する弦楽四重奏の仲間も合流。ウォーミングアップにバリ島のケチャとライヒのクラッピング・ミュージックもどきで遊ぶ。かなり楽しいな。その後、第四リールの難波くんが編曲してきた譜面(西洋近代の珍妙な暗号)をもとに、皆でああでもない、こうでもないと言いながら論争を繰り広げて弦の編曲作業。やっとまとまった!
練習を終えてメンバーで雑談。話は小中学の頃どんな遊びをしたかという話題に。兄弟で映画を作って遊んだ、という人もいれば、サッカー少年だったりする。そんな中、僕がやっていた"タルカスごっこ"はメンバーの誰もが経験のない遊びだった。
"え、タルカスごっこ知らないの?英国のプログレッシブ・ロック・バンド、Emerson, Lake and Palmer (ELP) が生んだ名盤「タルカス」のレコードジャケット見開きに書いてある物語を実際にやってみる遊び。"
ELPを知っているメンバーが笑い出す。"まさかあれか!"
そう!「タルカス」というアルバムはいわゆるトータル・アルバムで、数曲がひとつの物語になっているという代物。そこには変な生き物が登場して、それらは「タルカス」(ジャケットに描かれている奇妙な生物)だったり「マンティコア」だったりする。その物語を実際に"僕がタルカスやるから、君マンティコアね。"みたいな感じで遊んでいた記憶が僕にはある。
何故ってその頃、ロック小僧だった僕にとって、お小遣いをためて、ためて、やっと買う中古LPレコード1枚は宝物だった。だから聞くだけではもの足りないのだ。実際にその物語を体現しないと。もちろん、プログレなんて知っている友達はいない訳だからよく意味のわからないことを和田は言うな、みたいに思っていたに違いない。しかし、僕には一生懸命手を前後に動かし、「タルカス」の戦車のキャタピラを表現していた記憶がある。
ということで、ポータブルターンテーブルを囲み皆で「タルカス」を聞く。超久々に聞いたけどかっこよ。そんな冬のある日。
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そういえば、HPPのチケット残り少なくなってきたようです。興味のある方は是非。
Harajuku Performance + 2009 パフォーマンス・ライブ(12月22日&23日)出演:黒田育世、はむつんサーブ、生西康典(with 点子、dumb type川口隆夫、吉田アミ)、contact Gonzo、トーチカ、柴幸男、Open Reel Ensemble、山崎広太
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Open Reel Ensemble are Ei, Kimitoshi, Haruka, Takumi, Masaru
Strings Quartett are Takumi, Yuki, Anzu, Rika
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