
Harajuku Performance+でのライブ終わり。観に来て頂いた方々、スタッフの方々、そして僕らをたまたま見つけてくれたプロデューサーの方に感謝。今回やっと生の弦楽との共演、そして照明・音響スタッフもしっかりとついたライブができて感無量。全体としてはダンスや劇が中心。僕らは幕開け演奏。
ところで今回の企画を通して一番親しくなったのは、新たなスタイルの演劇を世に送り出す劇作家柴幸男氏。彼とはCinra.netでの鼎談でご一緒してから話が弾み、楽屋でもちょくちょくおしゃべりさせて頂きました。ズビグニュー・リプチンスキーやマクラレン、ゴンドリーといった構造的面白さを追求した映像作家が僕は好きで、柴氏も作品チェックしている模様。そして柴氏の場合、演劇の中にそういった手法を溶け込ませることで、そこに更に物語という新たな次元を誕生させ、いや、手法と物語を一体化させることで、劇の更なる可能性を探求しているのだと感じるところであります。今回生で堪能できて良かった。

ちなみに僕らの場合も、未熟ながら、演奏技法や手法から考え、それを音楽表現と一体化させたい、という点において共通しているような。他の出演者の方々も素晴らしく、沢山の刺激を得ました。はむつんサーブと吉田アミさん同じイベントで観れちゃうのすごい。思わず繰り返し観てしまったダンスやパフォーマンスもあり。乱入して飛び蹴りしたいステージもありました。でも細切れに色々見るのは正直ちょっと疲れた。
さてと、また創作活動に没頭する日々が始まります。ライブに加え、音源制作もしたい。待ってろ銀河!
あ、そんなことより!銀河が見えますか?大量のブラウン管トリニトロンによるガムラン・アンサンブルと、巨大なオープンリールデッキを演奏する珍妙な合奏団・・そして緑色の光を発してるのは、ゲルマニウムの表面を金属針が奇怪に運動する鉱石ラジオニウムではないか。やがて中央に置かれたアラン・チューリングの暗号解読機"ボンベ"が回転を始めると、遠いべガスから発せられた電磁波は不可思議な文字列に変換され出力されていく・・。僕はそれを見ながら、ああ、音楽の祭典が始まった、古代響とエレクトロニコスが調和する祭典が始まった、とつぶやき、突然息を深く吸い込むと、ゴングを鳴らすのだ。始まる、始まる、音楽の祭典が始まる!

Open Reel Ensemble : 和田永 (Composition, Engineering), 佐藤公俊 aka Sountrive, 吉田悠 (Per,Composition), 難波卓己, 吉田匡 (Ba) / Strings Quartett : 難波卓己 (Vn, Arrangement), 花井悠希 (Vn), 須原杏 (Va), 石貝梨華 (Vc)
Photos by Paddy.

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