UAさんバンドの京都公演、そこに我々リール隊が出演させて頂ける機会に恵まれました。この公演、ふたを開けてみたら3部構成だったのです。
第一部が我々、Open Reel Ensemble。なんとも初々しいライブ・パフォーマンスを展開。するとそこに着物姿のPLASTICSドラマー、屋敷豪太さんが飛び入り参加。和太鼓をどどんと叩き、僕らはその音をすかさず1/4テープに録音、ビートに合わせてこすって遊びます。世界の屋敷さんが叩く音を、録音して、しかもこすってしまった訳です。
そして僕らが舞台から去ってゆくと、下手より京都のべっぴん芸子さんが鈴を鳴らしながら登場!会場は和の響きに包まれます。ここで僕らの出番は終わりかな、と思ったんですが、事前に頂いたタイムテーブルには「セッションをお願いします。」の文字。芸子さんが魂をこめて踊り、笛や太鼓の演奏者も加わる中、僕らと屋敷さんは再び登場します。一体セッションってどうなるんだ!頭の中は錯乱状態。
笛の音が現れては消えていく中、セッションというよりは、会話のような展開に。恐らく、お客さんの頭の上には大きな「?」が浮かんだことでしょう。しかし、あの瞬間、奇妙で唯一無二のブリコラージュが展開されていたことは間違いありません。
第二部は京都の着物の紹介。そして第三部、UAさんバンドの登場。これが素晴らしかった訳ですが、あの時の感覚質は言葉にできるものじゃありません。そして、ここから寝るまでの一連の流れが記憶に焼きつく夜となりました。打ち上げの席では尊敬しておりますミュージシャンの方々とも話せましたし。
翌日、哲学の道を散策。この道を歩いて思索に耽った西田幾多郎の言葉に「人は人 吾はわれ也」という言葉があり、石碑が道中に立っていることで有名なのですが、一瞬「独我論みたいなやつだったりして」と思ったけれど、「我が道を行け!」という意味だそうです。OK!! 春の哲学の道、きらきらと光ってました。またいつか京都に行きたい。
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