
全ては時間と空間の歪みによるエネルギーで、それをどういう形で人間が脳内変換しているのかによって、様々に世界が変わるのだろう。見えないものは瞬間の感覚から遠ざかり、見えるものは真実の像として脳内を駆け巡る。
我想う、故に我あり。しかし、内的宇宙に混沌として浮かぶあらゆる像は、人間の脳が映し出す謎トロニカに過ぎない。もはや、それは幻想ソムニウムなのかもしれない。
このテレビに写された図形(光)から発せられる電磁波は、上に置かれたラジオの振幅変調を妨害し、ある特徴的なノイズをラジオのスピーカーから空間に解き放つ。そのノイズはよく聞くと、「I love you」と連続している。見えない電磁波の波に隠されたノイズをチューニングし、そこから聞こえる電気信号を解読していく。
見えないエネルギーの波が意味をもって立ち現れる時、そこにはある種の霊的な現象が生まれる。
時空の歪みが生み出す暗号は、どこまでもかけ離れていて、そして、同じだ。
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