まあそんなことはどうでもいい・・。
現在、大学のデザインの課題に取り組んでいる。お題は「30×30×30の範囲内で、独自の立体造形を創作せよ」という課題。どうしようかと脳みそが腐るほど悩んだあげく、空気を素材に選び、立体造形を作って提出することにした。
彫刻刀で丁寧に空気を削り、独自の意匠を構成する。約3時間くらいかけて、立方体の連なる幾何学的な造形を完成させた。
出来上がったところで、ちょっとした問題が発生した。自分にはその彫刻が見えるのだが、他の人には空気なので、場合によっては透けてしまって見えない。これはどうしたことだ・・全く予想していなかった!(汗)
もし、教授が見えないのであると、わざわざデカいのに大学まで持って行って提出しても、未提出扱いになる可能性がある。講評会の時は、いくら形を説明しても、「作っていないじゃないか。」と言われる危険性がある。うーむ、どうしよう・・。
これを見るためには、見ようという「意志」が必要になってくる。あるフレームでくくられた空間の中に、見ようという意識を向けた時にだけ立ち現れる空気の彫刻が存在している。そしてそれが見えた瞬間から、そこのフレームは、他の外界とは切り離された特別の空間性を帯びてくるのである。ちなみに、この作品のタイトルは「30×30×30」。あれ、これに似た話どこかで聞いたような気がする。
まあそんなことはどうでもいい・・。

No comments:
Post a Comment