Thursday, December 14, 2006

グッバイアルジャミーアティアルシットスメーリ

 

アルジャミーアからの帰り道。友人に球体魚眼と時間の関連性についての理論を語りながら、インド料理屋に行ってランチ。
異国の音楽番組を見ながら、豆カレーをすする。そんな午後のひととき。マサラティをすする友人を見ながら、僕はふと思った。

「自分の見ている風景っていうのは、パラパラ漫画のようにコマ送りなんだろうか。コマ送りだったら、一番短いコマは、何秒なんだろうか・・まあそんなことはどうでもいい・・。それより、こいつの顎ヒゲってやたら濃いなー。しかも染めてるわけでもないのに赤毛だ。うわっ、よく見ると日本人じゃないみたいだ。誰だ?あれ、なんで俺はここにいるんだ?あれ、さっき・・あれ、あれ?あれってなに?あれ!?あれって・・あれ?」

とにかく、最近は時間について考える割合が多くなっている。実は授業課題で「新しい時間の計り方(時計)を考える」というものが出て以来、それに関する思考巡りが頭から離れない。眼に映っている風景がもはや時間という歯車によって動いていることがとても奇妙で、もはや謎トロニカ謎トロニカ・・。

更に脳についての講義をしている授業で教わった「無意識の世界からの幻覚を呼び起こす方法」も気になってしょうがない。どうやら、バリ島に生えているあるキノコ(シロシンを含む)を食べると、色々見えるらしい。或は、山で7日間食事も睡眠もとらないでいると、脳内に快楽物質が満ち溢れ、遂に開眼するという。
素晴らしき狂気の世界。眼と潜在意識からの情報が脳内で氾濫して、さながらソムニウムの洪水。
でも、僕は絶対こういうことをやってみたいとは思わない。絶対に・・。

夕方、町田で友人達とグループワーク。授業課題であるゾートロープ制作のための材料を購入。
これは原始的なアニメーション装置で、これを使った作品を作るという課題なので、もはや天眼悶絶。
グルワを終えて帰宅し、「DONNIE DARKO」を鑑賞。これがとても面白かった。時間や狂気や夢について考えていた僕にとって、この映画を観たのは、偶然ではなく、必然のような気がした。

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