
僕は小さい頃から常に何かに凝って熱中してきた。いま振り返ってみると、自分が惹かれて興奮してきたものには何かしらの共通項があるように感じる。その共通項のひとつに、「原理 / 仕組み / 構造の面白さ」があるのではないかと思う。大学に入ってからの研究や創作はこことリンクしている。(去年ちょこっと所属していた大学の佐藤研究室はまさに「原理 / 仕組み / 構造」から生まれる面白い表現を追求していた。楽器の創作は、音に関する原理・仕組みと関連している。)
5歳くらいの頃は大きな力によって支配されている方位磁石や、世界中の音楽を受信する短波ラジオ、音を閉じ込めるカセットテープに魅了された。小学校になってからはレコード盤にとてつもない神秘性を感じたのを覚えている。この世に存在する全ての音が空気の振動ならば、その振動を「傷」として記録できる、というレコードの原理を知った時はとにかくぶっ飛んだ。ゾクゾクワクワクした。そこには「必然的な繋がりを持った仕組み」や、「自然界に存在するプログラムを応用したデザイン」が存在している。自然界の原理を応用して作り出された道具や機械を見ると、そこに人間の「知恵」が垣間見えて、好奇心がくすぐられる。もちろんこの共通項は窓のひとつ。身の回りに潜むたくさんの魅力的なモノやコトを色んな窓で発見してみたく思い候。
<「原理 / 仕組み / 構造の面白さ」の文脈として読める作品を集めてみる。勝手に。>
Norman Mclaren "Cannon" "Pen Point Percussion" / Zbigniew Rybczyński "Tango" "El paso del tiempo" / Maurits Cornelis Escher / Philippe Decouflé "SHAZAM!" "Infidele Angle2 (2004)" / "Kylie Minogue - Come Into My World" / "Chemical Brothers - Star Guitar" / 辻川幸一郎+Cornelius "EYES" / 岩井俊雄 "Morphovision - Distorted House" / 佐藤雅彦 "Issey Miyake A-POC INSIDE" / 堀尾寛太 / 八木良太 "time cosmique advert" / 鈴木康広 / Carsten Nicolai (a.k.a. Alva Noto) "time cosmique advert" "invertone" "at Pace, New York (Oct 2007)" / 荒川修作 "養老天命反転地" / 鈴木昭男 "on Youtube" / Bart Hopkin / Stringraphy / 鳥小屋サウンド / Reed Ghazala / "handmade vegetable musical instruments" / Steve Reich "Piano Phase" "Clapping Music" / Oval Process / 三輪眞弘 "Reverse Simulation Music" / 方法マシン / Lauenstein & Lauenstein "Balance" / Dennis Oppenheim "A Feed-Back Situation" / Masato Sekine "Ene-Geometrix 02" / ユーフラテス "おじいさんの11ヶ月" "midnight animation" / 大坪透 "群れ" / Jamiroquai - Virtual Insanity / 東京芸大メディア映像専攻 "鏡の中のカメラ、カメラの中の鏡" / まど・みちお "やぎさんゆうびん"
1 comment:
希望大家都會非常非常幸福美滿快樂健康美麗更希大家活力無限........................
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