Monday, November 30, 2009

ファンタジック・リアリティ

 

 
"Practice and practice !! もっと極めなくては!"
そう言ったのは、オープンリールアンサンブルのテクニシャン、佐藤公俊だ。これからのライブに向けて一同テンションが上がってきた。ここ数日間は奇跡的に全員が集まってゆったりと時間を使って特訓。今後の形が固まってきてわくわく。
 
練習後は録画しておいたNHKハイビジョン特集"素数の魔力に囚(とら)われた人々~リーマン予想・天才たちの150年の闘い"を鑑賞。既に話題になっている通り、鳥肌もののドキュメンタリー番組。数学の銀河系。まさか素数がミクロの世界(量子物理学)と関係しているとは・・!!
 
ちなみに本筋ではないけれど、番組中に登場するナチスが開発した「エニグマ暗号機」による暗号を解読するためにアラン・チューリング博士が作り出したという歯車式の暗号解読機「ボンベ」はやばすぎる。
見終わった後、ふと佐藤公俊を見ると、彼は感動のあまり涙を流していた・・。本当にぞくぞくする、ファンタジックな現実が目の前に広がっていると思うと。生きている間に数学或は物理学の世界から"Theory of Everything"が見出されるのだろうか。"意識のハードプロブレム"はどう捉えられていくのだろうか・・。
 
 

エニグマ暗号機

 

歯車式暗号解読機ボンベ

 

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