
長らくブログを放置しました、皆さんこんにちは。そして、行って来ました、4ヶ国、6ヶ所。海の向こうからの呼び声に応え、ブラウン管テレビを用いて電気的な音(楽)を演奏するソロ・プロジェクト"Braun Tube Jazz Band"の名義で、約30公演の海外でのライブ・パフォーマンスを展開してきました。
ドイツ・ドルトムントで開催されたISEA 2010に始まり→オーストリア・リンツで開催されたArs Electronica 2010→トルコ・イスタンブールで開催された文化庁メディア芸術祭イスタンブール展→発電所の跡地を改造して建てられたサントラル・イスタンブール美術館→ドイツ・デュッセルドルフで開催されたNam June Paik Award 2010→韓国・ヨギンにそびえ立つNam June Paik Centerの順に巡りました。

イスタンブールでは、現地コーディネーターの協力も得つつ、ラマダーン明けの現地市場で中古テレビをかき集めて演奏するという冒険にも手を染め、とにかく大変だった。。思い出すだけでサイケデリックな模様が見えてきます。
しかし、欧州のセンスが良すぎの美しい町並みや、「休むために仕事してます」というような空気感、美味いビールや料理達、そこからのトルコのカオス、韓国でのキムチ三昧な日々等、思い出は語り尽くせません。。そして、日本とはまた違った反応(キスやハグなど)を返してくれる沢山の異文化圏のお客さんにも恵まれ、同時に大きな反響も得ることができました。
そこで今日は、如何にして異国の地で、旧式のテレビ・モニターを電気的なガムラン・セットとして再構築し、電気的な音楽を演奏してきたかを簡単に写真で振り返りたいと思います。
【ISEA 2010 @ Dortmund, Germany】




アウトバーンを疾走し、「Star Guitar」を想起させる列車旅行の末、ドルトムントへ。そこで開催された国際的な電子音楽/美術の集いに参加してきました。しかし着いて早々、機材が揃っていなかったり、場所が変更になったりと、発狂しそうになりましたが、無事に設営が間に合いお披露目。ナイト・コンサートではFenneszによる轟音アンビエントも堪能。しかし、その日の夜だかにクラブでやっていたDick El Demasiado(検索したところ、デジタル・クンビアのゴッドファーザー!!)のライブは最狂だった。氏も僕のパフォーマンスをとても気に入ってくれたようで、デジタル・クンビア feat. ブラウン管が実現する日もそう遠くないはないかもしれない・・。
【Ars Electronica 2010 @ Linz, Österreich】

今年で31年目になる国際的なメディア・アートの祭典であるArs Electronicaには招聘作家として参加してきました。今年のテーマが"Repair(修理)"ということもあり、ディレクターの方よりお声がかかったのです。開催場所はリンツ市内にある廃タバコ工場。この中の広大なスペースを使ってのライブ。孤独にタバコの臭いのする暗がりで設営していたため、発狂しそうになりました。しかし、フェスティバルが始まると、噂が噂を呼び、連日多くの観客が眼にも耳にも悪い僕の音楽を浴びに来てくれました。歴史ある古い町並みの中で現代技術によるアートの祭典、この同居感がたまりませんでした。






via tnobs
Part2につづく。
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