



僕は音と映像に興味があったので、ちょっと不思議なことをやってみた。iPodの音楽を、テレビの映像入力端子に繋いでみてしまった。すると、全ての「音」(音程・音量・音色)がある法則に則って、「映像」に変換されているということに気がついた。その映像は、白と黒の横棒の図形の組み合わせで、バーコードのような映像だ。
更にこの映像をもう一度カメラで撮影して、そのカメラの映像をギターアンプに入れてみると、、なんとそこからはiPodの音楽が・・。空気中を見えない波が振動し、情報が変換されながら伝わっていく・・。
この模様と似たものを、更にテレビを使わず、紙と鉛筆、或は電球と段ボール等で作ると、不思議なことにそこから音楽を作り出すことができた。これはもはや透明な球体科学の響きを感じざるを得ない。
図1と2)ビデオカメラの音をテレビの映像に、テレビの映像をビデオカメラで撮影、その映像をテレビの音声端子に、テレビからの音をカメラのマイクに。音が映像に、映像が音に。変換されながら循環して、不思議なハウリングを引き起こす。手前のキーボードで信号をプラスすると、フィードバックを起こして音がミニマルに循環していく。
図3)テレビから出てる電波をシールドの先端で受信、スピーカーで出す。それをマイクで拾って、アンプで音をでかくして、もう一度テレビに繋ぐと、映像の情報が伝達できる。(途中、情報が空中を飛ぶ。)
図4)音をテレビの映像端子に入れたときの模様(バーコードのような模様)を音の三要素=音程・音量・音色で分析していく。自分の出したい音程を選び、それと同じ図形を紙に筆で描いて、パラパラ漫画にする。それをカメラで撮影、そして映像端子をギターアンプに入力。絵を描いて、そこから音楽を奏でるということができる。魚トロニカ・・泡トロニカ・・。
ちなみに、図形の横の本数が倍になると、音程が1オクターブ上がる。

応用1)蛍光灯をブラインドの後ろに置き、ブラインドを開けたり閉めたりすることでバーコード模様を作り、音楽を奏でることができる。
応用2)和紙と墨汁、筆を使ってバーコードを書いていき、それをビデオで撮り、その映像をギターアンプに繋ぐことで、リアルタイムにバーコードを書いて音楽にする「ライブ・バーコーディング」ができる。
応用3)テレビの砂嵐(特に7ch)から出ている電波のノイズはとても音楽的だということを発見してしまった。
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